「戸籍がない」ということ。

自分のルーツを辿る家系図作りにも必須の資料、戸籍。

普段の何気ない生活を過ごす為にも大切な超重要書類です。

例えば、パスポート申請の際には「日本の戸籍に登載されていること」が「日本人であることの証明」となるために必要なものです。

当方が初めてパスポート申請を行った際、戸籍を役所に取りに行く行程が手間だと感じた思い出があります。今振り返れば、なんとも宜しくない事でございます。

家系図作りに必須の資料という事から、何かと戸籍を重要視している中で『無戸籍』という社会問題を知りました。

ご自身の『戸籍がない』という方がいらっしゃいます。

現在日本には多くの『無戸籍』な方が存在していると言われ、社会問題として捉えられるようになっています。

戸籍がなくても一定の社会生活を営めると言われています。例えば”義務教育は受けられる”等です。

しかしながら、それでも『無戸籍』であるが故の困りごとは多くあるようです。

・様々な行政サービスの基礎となる住民票を作ってもらえない事がある

・運転免許取得できない:戸籍も住民票もなく、個人の特定が困難な為

・銀行口座開設できない:公的に本人確認ができない場合は犯罪収益移転防止などの観点から開設不可

・選挙権がない:住民票がなければ行使不可

ざっと挙げてみましたが、様々な不都合が常に生じるのではないでしょうか。

そして、『無戸籍』は負の連鎖を呼び寄せてしまう事も多くあるようです。

例えば、無戸籍であっても義務教育は受けられますが、住民票がなければ修学通知が届かない可能性があります。そうなると保護者様が主体的に役所などに連絡する必要があります。このような不都合が常につきまといます。

更に戸籍がないことにより、進学や就職、結婚といった場面でさまざまな不利益を受けることがあると言われています。

併せて、無戸籍者は複雑な家庭環境や不十分な教育など、無戸籍であることだけでなく、その他にも多くの問題を抱え、悩んでいることが少なくないとう事実も取り沙汰されています。

『無戸籍』問題の相談先としては、法務局や弁護士会などがあげられます。

「日本の戸籍に登載されていること」=「日本人であることの証明」

何気ない日常の中で、戸籍や多くの事柄にを助けられていることを再認識した次第です。

そして、目を背けてはいけない社会問題が多くある事実を再認識いたしました。

最後までお読みいただきありがとうございます。