見えない付加価値 _vol.6

家系図を作ると、自分の存在について語れるようになります。

それがどうしたと思われるでしょうが、家系図を作る前なら、それがどうしたという事柄でおさまりますが、家系図を実際に作る過程からは、それが大した事に、心の移ろいがございます。

正直、自分のことについて、どれだけ知っていて、どれだけ語ることができますか?と尋ねられて、応答できる方はそういらっしゃらないのではないでしょうか。

もちろん、ポートフォリオや履歴書に書くような自分が生まれた場所、育った場所、家族関係については十分把握されていることでしょう。

しかしながら、ご自身のルーツやご先祖様の事についても話すことができるでしょうか?

恐らく的確にしっかりと話せる方は少ないと思います。

不思議な事なのですが、ご依頼者様の多くが、家系図を納品しました際に、仰る事柄があります。

『家系図を作り、自分のルーツについて知るまでは、自分自身の事について、全く話すことができませんでした。でも、家系図を作った今は少し違います。自分のご先祖様の名前や、ご先祖様が他の家から養子として入籍していたこと、戸籍に記載された年代にご先祖様が確かに生きていて、その時歴史も動いていたこと、珍しい名字の家系と関係があったこと、家紋の絵柄等、一族の歴史についても人に話して伝えられるようになりました。なんだか誇らしいです。』

ここまで自分のことを理解していて、人に語れる方は希少ですし、とても素敵だと思います。

自分が生まれる前の歴史についての興味も自然と湧いてきます。

多くの方と関わる中で、自分のルーツを語ることができるということは、自分をアピールできるポイントが増える、つまり自分の人間力が増しているということになります。

くだらないと思える今日の日常も、確実に、あなた自身の人生の豊かさへの積み上げに繋がっています。

「自分の存在は世界に一人の貴重な存在だ!」

どうかご 自分を大切にされてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。