本籍地がわからないと、家系図作成できません。

『自分の本籍地、わからないです・・・・・』

『親の本籍地は、たぶん、あ、でも、どうかな・・・・・』

こう仰る方、少なくありません。しかしながら、家系図作成はご依頼主様の戸籍を取り寄せるところから始まります。その戸籍は本籍のある役所で取得できます。各市区町村に保存されている直系のご先祖の戸籍を順を追って取得し、調査可能な範囲までたどります。その取得した戸籍を正確に読み解くことで家系図を作成します。ゆえに、ご依頼主様の本籍地は肝心要!!わからないと、家系図作成を始める事が出来ません。

かつては手軽に確認できる手段として、運転免許証を見ればよかったのですが、最近のICチップ入りの運転免許証からは、個人情報保護の観点によって本籍地が記載されなくなりました。

『どうやって本籍地はわかるのですか?』『本籍地の調べ方は?』というお問い合わせもありますので、ご自身の本籍地を調べる方法を探ってみました。下記5項目ご案内致します。

①身内に尋ねる

何を当たり前の事をとお感じになるかもしれませんが、まずは親御様、ごきょうだい、お身内の方などに尋ねられるのが最速+最的確かもしれません。

②昔の書類で調べる

昔取得した戸籍謄本や抄本、または本籍地記載の住民票があればわかります。
これは、その書類が発行された日付以降に、本籍地を変更していない場合に限られます。

③古い運転免許証で調べる

現在のICチップ入りの運転免許証からは、個人情報保護の観点によって本籍地の記載はされなくなりました。

しかし、以前の古い運転免許証には本籍地が地番まで記載されています。もし処分されていないようなら古い運転免許証を探されてみるのも一つの方法です。
この調べ方も、昔の書類同様に、その免許証の更新後に本籍地を変更していない場合に限られます。

④IC免許証記載内容下記人装置で調べる

こちらは昔の免許証を使う調べ方ではなく、今の免許証を使う調べ方です。

現状、免許証の更新時には4桁の番号を2種類入力します。
その暗証番号を使えば、警察署や免許試験場、免許センターに設置してある「IC免許証記載内容下記人装置」で確認ができます。
現在の運転免許証はICチップが埋め込まれていて、それによって個人情報を管理しているのです。

但し、暗証番号は3回間違えるとロックされてしまいます。この点には十分ご注意下さい。

暗証番号の記憶が曖昧な場合や実際にロックされてしまった場合は、運転免許証持参のうえで警察署もしくは免許証更新センターの窓口に直接出向いて手続きされて下さい。なお、電話での問い合わせには対応不可です。

⑤住民票で調べる

一番最後に添えて恐縮ですが、住民票でお調べになる方法が、最も一般的な調べ方でしょう。現在住所登録している市区町村の役場で、住民票は請求出来ます。

住民票の写しを請求する際に書く申請用紙には、本籍地と筆頭者を記載するかどうか選択する欄がありますので、そこで「記載する」方を選び、チェックを入れてください。なお、住民票の写し発行は有料です。

住民票は住民基本台帳カードやマイナンバーカードを使って、コンビニ交付で取得することもできます。このサービスを行っていない市区町村もありますので、事前に確認されることをお勧めします。

実際に、家系図作成を依頼したいけれど、本籍地が不明との事であれば、このように本籍地の調べ方もご提案致しております。どうぞご安心下さいませ。

お問い合わせ・お申し込みはこちらです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。